取引先や同業他社から声が掛かると、嬉しい反面どうしようかと悩みますよね。転職を意識していたら尚さらです。こんな時こそ、冷静に考えないといけません。この記事を読めば、引き抜き転職のリスクや注意点が浮かび上がり、判断するポイントが理解できます。
引き抜き転職ってやつかな~
嬉しい反面、どうすべきか悩むなぁ…
でも確かに悩むだろうね…
その悩み、解決してしんぜよう!
- 引き抜き転職とは何か?
- 引き抜き転職のリスクとは?
- 判断する時の注意点は?
ぼく自身、2度ほど声が掛かった経験がありますがいずれも断りました。リスクや注意点を考えた時に、あまりメリットを感じなかったからです。決して引き抜き転職を否定するわけではありませんが、嬉しさの勢いで安易に転職するなという警鐘を鳴らしたいわけです。
なお、転職悩んだ時は転職サイト/エージェントの活用を強くおすすめします。無料登録してプロのアドバイスやサポートを受けましょう。バックアップがあるということは、メンタル的にも安心できますよ~。まずは関連記事とサイトを覗いてみてください。
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もくじ
引き抜き転職とは何か?
まずは、引き抜き転職とはどういうものか理解しましょう。
引き抜き転職の定義
定義としては、「他社の優秀な人材に声を掛け、自社に採用しようという動き。それに伴う転職」ですね。要するに、スカウトや逆指名されて、それに乗っかって転職することです。
似た言葉にヘッドハンティングもありますが、これも引き抜きの一種です。違いは、役員や管理職などの役職付きの引き抜きだということ。
なぜ引き抜きがあるか?
それは優秀な人材をそのまま即戦力に使えるからです。一から教育して成長を待たずに、時間もコストも削減できます。ヘッドハンティングの場合だと、むしろ経営面などで何とかしてほしいと頼みこんでくるケースもあります。
また、自社以外の優秀な人材を取り込んで、新しい風を吹かそうという狙いもありますね。
引き抜き転職のメリットは?
この記事は、引き抜き転職のリスクや注意点を説明するものですが、先に言っておきます。引き抜き転職にはたくさんメリットがあります。
- キャリアアップできる
- 待遇がいい
- 役職が用意される場合も
- 期待の中仕事ができる
考えてみれば当たり前ですよね?今の会社を辞めさせて誘うわけですから、好条件に決まってます。つまり、一見メリットしかないように見えるからこそ、注意喚起がしたいわけです。
引き抜き転職のリスクとは?
繰り返しになりますが、引き抜き転職はメリットが多く魅力的です。実力を認められたわけですし、テンションも上がることでしょう。でも、ちゃんとリスクの側面とも向き合ったうえで考えるべきです。そんなリスクをいくつか紹介します。
期待通りのパフォーマンスを求められる
会社側も好条件で引き抜くわけですから、期待通りのパフォーマンスを当然求めてきます。必然的にハードルが上がった状態からスタートし、そのような目で日々見られるわけです。
これを聞いてどう感じましたか?「怖いな、失敗したらどうしよう…」と思うようであれば、止めた方がイイかもしれません。逆に「望むところだ!やってやろう!」と思える人からしたら、これは逆にメリットかもしれませんね。
このような向上型マインドを持っていないとしんどいです。だって、うまく行くかなんてやってみないと分からないわけですから、「うまく行くか?」ではなく「うまくやる!」なのです。
契約内容との相違
耳を疑う好条件に転職したはイイが、実際は違っていた…。これはヒドイ話ですが、意外にありがちなようです。ぼくの知り合いも、部長職+年収1000万円スタートで転職するも、業績の期待値を下回ることを理由に800万円ももらえなかった人がいました。
このようなことが、あなたの身にもないとは限りません。少なくとも入社時に契約内容の確認を取り交わすべきです。結局、口約束はあてになりません。言った言わないの話になり、もともと聞いてなかった付帯条件を出されたりということも考えられます。
人間関係のアンマッチ
今のあなたの会社環境に、好条件で中途採用された人が入ってきたらどうでしょう?初めのうちは距離もあるでしょうし、人によっては不公平感を持ったり妬む人すらいるでしょう。
つまり、末端の職場環境において、招かれざる客の場合も少なくありません。まぁ、これはあなたのキャラや取り巻く環境によって一概に言えませんが、可能性としてはありますね。
でも、これを理由にやめるのも勿体ない。人間関係については「【仕事術!】人間関係がうまくいかない!解決の秘策は「甘え方」にあった?」を参考にしてみてください。
判断する時の注意点は?
メリットの大きい引き抜き転職のリスクも分かったところで、いよいよ選択の時です!転職するか否かの判断に必要な注意点を紹介しましょう。
回答期限を設定する
これは色んな意味で重要です。期限を切ることで先方にも迷惑を掛けませんし、あなた自身も決断しやすくなります。先方から指定されるかもしれませんが、その期間に過不足があれば遠慮なく希望を言いましょう!
引き抜き転職が一般的な転職と決定的に違うところは、主導権はあくまであなたにあるということです!
不明点は全て確認しておく
好条件だけを聞かされて舞い上がってはダメ。交通費は?福利厚生は?フレックス?昇給制度は?確認することは山ほどあります。
遠慮せずに気になることは全て確認しておきましょう。そして先ほども話した通り、契約内容は書面に残して最終的には取り交わしておきましょう。
メリットとデメリットを天秤にかける
確認した情報をもとに、あなた自身のメリットとデメリットを紙に書き出してください。できるだけ細かく定量的に書くことがポイントです。
そして、メリットとデメリットをそれぞれ比較し、総合的に判断してください。この総合判断というのが最重要だと言えます。
まとめ
引き抜きの声が掛かること自体、あなたは周囲から評価されているということ。まずそこは、素直に喜びましょう!そのうえで、リスクとも向き合い最終的には総合判断で決めるということですね。
また、とにかく根底に持ってほしいのは、一般的な転職とは違い主導権はあなたにあるということ!まったく遠慮する必要はありません!
あなたにとって有利でリスクの少ない交渉を進めましょう。
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