テレワークと言えば、デスクワーカーを中心に広がっている働き方の一つです。2020年のコロナショックに伴う外出自粛に端を発し、強制的にテレワークを課せられた方も多いと思います。例にもれず、ぼくもその中の一人です。
「出来るわけないやん、あり得へん…。」
営業職のぼくの率直な第一印象…。でも、やってみると…
「あれ?意外といけるやん!?」
というのが第二印象…。
どうやら、食わず嫌いだったようです。今後、”コロナショックの怪我の功名”とも言うべきか、否応なしにテレワークは進んでいくでしょう。経験談を交えながらその可能性について説明してきます。
- テレワークの内容を説明
- テレワークのメリットについて
- 営業職でもテレワークは使える?
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もくじ
テレワークとは何か?
そもそもテレワークとは何か?困ったときは、ウィキペディアに聞いてみましょう。
テレワーク(英:telework)あるいはテレコミューティング(英:telecommuting)とは、勤労形態の一種で、情報通信技術(ICT、英:Information and Communication Technology)を活用し時間や場所の制約を受けずに、柔軟に働く形態をいう。「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ということで、要はオフィス以外のところで働く勤労形態ですね。そして、それは大きく3つに分けられます。
- 在宅勤務
- モバイルワーク
- サテライト
そして、これらとは別によく耳にするリモートワークは、テレワークとほぼ同義語と定義されています。
つまり、下図のイメージですね。
それでは、テレワークの中身を見ていきましょう。どれも、外部接続できる盤石なITインフラが必要不可欠です。
セキュリティーも求められますよね。会社によっては、このインフラ整備から必要になるかもしれません。
在宅勤務
これがまさに、コロナショックで課せられたものですね。出社しないで自宅で仕事しなさいというやつです。時間、スケジュールなどすべてにおいて、自己管理が求められます。
モバイルワーク
外出先や移動中に、仕事をしなさいというやつです。パソコンやモバイルを持ち歩き、もはや仕事から逃れる時間がないという束縛を感じる方も?ただ、確実に仕事の効率化に寄与しますね。
サテライトオフィス
自身のオフィス以外のオフィスで仕事をするケースです。アンテナオフィスとも呼ぶべきでしょうか。実はこれは昭和後期によくあったパターンで、今はあまりないかもしれませんね。
テレワークのメリット
では、実際にテレワークのメリットとは何でしょうか?企業と雇用、両方の側面から見ていきましょう。
企業側のメリット
生産性の向上
通勤時間などのロスタイムをカットすることができます。また、雑務等の横やりが入らず集中力がアップすることにより、生産性の向上が期待できます。
コスト削減
通勤手当や出張手当などの経費を低減することが可能です。また、一般的に残業低減にも繋がるとされています。
人材の流出
働き方の自由化により、家庭の事情にも柔軟に対応できるようになります。結果的に、辞めざるを得なかった社員の歯止めにも繋がります。
BCP(事業継続計画)の強化
まさにコロナショック対応ですね。テレワーク化することにより、非常時も事業継続または早期再開できる体制を築けます。昨今、企業に強く求められているファクターの一つです。
雇用側のメリット
通勤や移動からの解放
これは非常に大きいメリットだと思います。都心部の平均通勤時間は1時間と言われていますので、往復2時間カット。これがそのままあなたの時間として還元されるのは大きいですね。
最小限のコミュニケーション
コミュニケーションは重要な反面、過度なやり取りや業務の邪魔になっているケースが多いのも実情です。テレワーク化により、最小限のコミュニケーションとすることで、生産性は向上します。
住む場所を限定されない
これは完全テレワーク化した会社の場合ですが、極論これもOKです。とにかく、ライフスタイルを重視できるというメリットは計り知れません。
プライベートとの両立
少し重複しますが、会社にライフスタイルを合わせるのではなく、ライフスタイルに合わせた働き方が可能になります。
営業職のテレワーク活用法は?
そんないいことだらけのテレワークですが、営業職での活用は果たして可能でしょうか?特に在宅勤務というのは、一見ハードルが高いように見えますが…。
何といっても、営業職は顧客に会ってナンボ。
ただ、実際コロナショックの最中にやってみましたが、うまく活用すればかなり使えると感じました!
これは同じ営業職でも、会社や業界によってもバラバラなので一概に言えませんが、一つの事例として参考にしてみてください。
モバイルワークの活用法
これは既に取り入れている会社も多いはず。出先の待ち時間や移動時間が多い営業職にとって、これは便利!
ただ、外部での作業は限定されます。予め外部でやる業務の仕分けはしておいた方が良いでしょう。外出前に何をやるのか決めておくのです。
【外部向き】
・客先との連絡、やり取り(メール、電話)
・調整、依頼の発信(メール、電話)
【外部不向き】
・資料の作成(報告書、データまとめetc…)
・文書の作成(見積書、連絡文書etc…)
外部では、メールや電話でのやり取りが基本になると思います。資料や文書の作成などは、外部作業には向きません。
これらは割切って、オフィスに戻り腰を据えてやりましょう。外部で手を付けてしまうと、逆に非効率です。
大切なのは、あなた自身の業務を社内外に仕分けてしてスケジューリングするということです。
在宅勤務の活用法
先に言うと、営業職の場合100%の在宅勤務は成立しないでしょう。個人的には、以下配分が理想だと思っています。また、実際に作業効率が上がりました。
【週5日勤務中】
- 在宅勤務:3日間
- オフィス勤務:1日間
- 顧客訪問:1日間
見積書の作成、報告書の作成、資料まとめ、計画立案…。営業職は案外、デスクワークが多いもの。これらを在宅勤務で効率よく集中してこなすのです。
電話以上訪問未満の顧客対応は、Web会議もしくは電話会議システムで問題なし。
在宅のハードルになっている検印業務については、上司と自分のハンコ画像を対象図書に貼りつけることでクリア。このような工夫で、最低限は在宅でも対応可能です。
ただ、紙ベースの作業や持出せないシステムでの作業など、どうしてもオフィスでないと出来ない業務も存在しますよね。そのため、1日だけオフィスにて通常業務の日を設けます。
この1日しかないと思えば、逆に集中力が増して効率UPするものです。「明日も出来る」という環境より、よっぽど良いと気が付きました。
そして、本業の顧客訪問も1日に集約して効率化を図ります。もちろん、1日で難しい場合は2日に設定するなど適宜調整すれば良いと思います。
1日の顧客訪問に対し、4日という準備期間ができるので、逆に顧客へのサービスが向上したと感じました。実際、「このペース、良いね!」という顧客の声もありました。
効率を求めれば、こんな働き方もアリ!
まとめ
営業職と言えば、昼間は顧客訪問、夕方からデスクワークというパターンが一般的ですが、テレワーク化することで新たな可能性が垣間見れました!
業務内容と環境を完全に切分けることで、営業職も顧客サービスの質を落とすことなく効率化が可能です。
今後、試してみる価値は十分にあると思います。
2020年、コロナ禍に伴い定着してきたテレワーク/在宅勤務。アフターコロナも見えてきたものの、 働き方の一つとして今後なくなることはないでしょう。いや、もっと普及していく見方が強いですね。 今回は、そんなテレワーク/在宅勤務のす[…]