転職の結果に大きく左右する志望動機。面接でしっかり答えて、グッと相手を惹きつけたいところ…。でも、営業職ってその回答自体にも営業力を試されてそうで悩みます。この記事を読めば、面接官の心に刺さるとっておきの志望動機が分かります。また、それを座右の銘にすることで営業スキルの向上にも繋がっていくでしょう!
- 営業職の本質を知る
- 企業が求める人物像とは?
- 志望動機の例文
ぼくは営業職の傍ら、多くの転職者や新入社員を見てきました。総じて言えることは、その会社にどう貢献したいかが抜けているのです。はい、これいい事言ったよ~メモしてね(笑)
雇う側からすれば、これが聞きたいわけですよ。長い営業キャリアから導いた志望動機!間違いないので、ぜひパクッて参考にしてください!
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もくじ
営業職の本質を知ろう
まずは、営業職の本質を知ることからです。ここを理解していないと、後に紹介する志望動機もピンとこないかもしれません。今一度、考えてみましょう。
営業職の仕事
商品を販売することだけが営業職の仕事ではありません。思いつくだけでもたくさんありますね~。細分化すれば、まだまだありそうですが今はここまでとします。
- 製品販売
- 価格、納期調整
- マーケティング、企画
- アフターサービス
- クレーム対応
- 債権管理
- 請求、費用回収
これらを眺めてピンと来たあなた!センスありますね~。営業職の仕事とは、会社を守りつつ顧客に寄りそうということです。会社と顧客の間に挟まれて、これが簡単なようで難しいわけです。
営業職の存在意義
言い換えれば、「なぜ会社にとって営業職が必要なのか?」ということです。理由は人それぞれあるでしょうが、ぼくなら「営業は会社の顔であり、会社を生かすも殺すも営業次第だから」と答えますね。
ニーズを的確に捉えて販路を作り、イイ商品をいかに安く作らせ(仕入れ)、いかに高く売るか?このコントロールを司るのが営業職です。まさに結果は経営に直結するところです。これが、営業職の醍醐味であり存在意義だと思います。
営業職に必要なスキル
一方で、言われた通りに動くだけの営業マンなら要りません。今後、AI化がますます進む中、考えない営業マンは淘汰されていくでしょう。
では一体、どのようなスキルが必要なのか?「【最強】営業に必要な5つのスキル!これさえあれば、転職も怖くない!」では、以下5つのスキルを紹介しています。詳しくはこちらを参考にしてみてください。
- アナログ力
- 顧客の言いなりにならない
- 数字、利益の感覚を養う
- 計画と見直しの習慣
- 気配りの徹底
企業が求める人物像とは?
それでは、企業側はどんな営業マンを求めているのでしょうか?これを理解せずして相手を惹きつけられません。コーヒーを求めているのに紅茶を持って行ってもダメ!そして、ブラックなのかアメリカンなのか。どんなコーヒーを欲しがっているのかを知るべきです。
どれも一朝一夕に備わるものではありませんが、「こうでありたい!」と志望動機に織り交ぜると効果的なわけです~。
会社の営利を考えている
会社に貢献しようという意識の高い人が求められます。これは雇う側からすれば当然の話ですよね。特に営業職には極論これしか求めていません。
以下3つ紹介しますが、どれも会社貢献のための必要スキルといっても良いでしょう。求められている本質は、コレです。
つまり、志望動機に絡めたいコト!
人を動かす力がある
会社を守りつつ顧客に寄り添うために、絶対必要になるのが「人を動かす力」です。営業はオールマイティープレーヤーにならなくていいというのがぼくの持論です。
餅は餅屋で、それぞれに長けた人がいて部署がある。彼らの専門性に並ぼうとするのではなく、上手く動かして武器にするのです。いわば、営業というのはチームの司令塔なわけですね。この感覚は、転職に関わらず持っておいた方がイイです。
バランス感覚がイイ
これは、抽象的で基準があってないようなものですが、空気が読めて気が利くとでも言い換えましょうか。こう言うと「それは持って生まれたものだ」という人もいますが、そうとも限らないと思っています。
確かに、多少生まれつきの要素もあるかもしれませんが、気遣いや配慮を心掛けていれば身につくはずです。
根拠のない自信がある
これまた、抽象的ですみませんが求められているのは事実です。成功者って、大半がこれを持っている気がします。「こいつに任しておけば何とかなる。」と思われるタイプです。ただし、中身の伴わないビッグマウスは×ですよ!まぁ、面接では鼻につかない程度に堂々と自信を持って臨みましょう。
志望動機の例文
それでは、実際に使える心に刺さる志望動機を紹介しましょう。以下の4つの構造で組み立てると分かりやすいです。
- これまでの経験
- どう貢献していくか
- その会社でないとダメな理由
- 印象付けのスパイス
意外に大事だと考えているのか、④ですね。どこかに、印象付けのスパイスを入れると効果的です。これから3つの例文を紹介し、解説もつけておきますので参考にしてみてください。
なお、設定は「商社営業で電子部品を販売。同じ業界でメーカー営業に転職希望」としています。
例文①:利益重視のパターン
- 例文
- 商社営業で電子部品を販売していましたが、単純にコスト勝負になる場面が多く、ただマージンを調整することに疑問を感じていました。
御社に身を置き、メーカー営業として売れる商品づくりをやりたいです。いくらで作っていくらで売ればいくら儲かるか?売価だけの営業はもう御免です。業界に精通していたこともあり、御社の製品力と技術力に憧れがあります。特に主力製品〇〇の営業に携わりたいと思っています。販売価格ばかりにとらわれず、利益とキャッシュフローを重視するメーカー営業として御社に貢献したいのです。
例文②:人間重視のパターン
- 例文
- 商社営業で電子部品を販売していましたが、ルート営業のみで人脈が広がりません。もっと多くの顧客と関わりたい願望が強まっています。
御社に身を置き、社内外たくさんのつながりの中、営業をやってみたいのです。販路を新規開拓していくことにも興味があります。
御社の人間尊重経営という会社理念に惹かれました。社内に軸足を置きつつ顧客に寄り添う、いわば架け橋になりたいと思っています。
デジタルを使いこなすアナログ人間。これを目指しています。結局最後は、人です。唯一無二の存在になって御社に貢献したいのです。
例文③:調整力重視のパターン
- 例文
- 商社営業で電子部品を販売していましたが、たまにメーカーさんに同行頂く程度で、ほぼ個人プレーに近い状態です。これに疑問を持ち始めました。
御社に身を置き、技術・品管・管理など様々な部署を動かしながら、大きな仕事をこなしたいのです。営業として一つのチームの司令塔となりたいのです。
業界に精通していたこともあり、御社の製品力と技術力に憧れがあります。御社で大きな仕事をまとめあげたいという思いが強いです。
餅は餅屋。各専門性を極めるのではなく、そんな専門性ある方々に動いてもらえるような人柄と実績を積んで、御社に貢献したいのです。
まとめ
営業の本質や理想像を説明したうえで、例文を紹介しました。営業の場合は、利益・人間関係・調整力のどれかをメインテーマに持っていけば、まず間違いないでしょう。
そして、志望動機は以下を意識して考えるんでしたよね。お忘れなく。
- これまでの経験
- どう貢献していくか
- その会社でないとダメな理由
- 印象付けのスパイス
パクれるところはパクって、心に刺さる最高の志望動機を準備しましょう~!
2022年、コロナやウクライナ危機に伴い世界情勢はまさにカオス。その余波は日本も確実に受けており、働き方も転職事情も変わりつつあります。 こんなご時世、トレンドを把握して有利に転職活動を進めるには、これまで以上に転職サイト/エージェン[…]